某大手システム会社様向け新人教育 プログラム編
【導入背景】
現在、IT業界は変化しており、インフラ、アプリ、DB等テクノロジーなど各々のスペシャリストが協業で行う時代ではなく、個人が色々なベンダーを活用しながらシステムを構築できる時代に突入しています。
今回新人教育を行うお客様はインフラ基盤に特化した会社ですが、将来「会社の中核を担う人材がアプリ側を知らないと仕事にならない」との理由からアプリ研修のサービスを提供しました。
当初、新入社員からは何でインフラ基盤志望なのに言語を覚えないといけないの?等お声を頂きましたが研修コンセプトを「楽しむ」・「得する」・「思いやり」に据えたカリキュラム作り及び実際の研修環境に力を注ぎました。
その結果、実際の現場ではインフラ基盤ですがアプリの事を考えたシステム作りに貢献できたとの声を頂くようになりました。
【期間】
1ヶ月
【人数】
80名
【講師人数】
メイン講師 1名
サブ講師 2名
カリキュラム(一例)
No. | 日程 | 研修項目 | 研修内容 |
1 | 6/1 | HTML+CSS | HTMLタグ、スタイルシート、HTML5、CSS3 |
2 | 6/2 | Javascript | Javascript構文、関数、ブラウザオブジェクト |
3 | 6/3 | 作成演習 | Webサイト構築(サーバー公開) |
6/4 | |||
6/5 | |||
4 | 6/6 | アルゴリズム、C#文法 | 【チェックリスト】、アルゴリズムの重要性 データ構造とアルゴリズム、変数、制御構文、配列 |
5 | 6/7 | C#文法 | if文、switch文、for文、foreach文、while文、関数 |
6 | 6/8 | オブジェクト指向 | クラス、メソッド、オブジェクト、継承 |
7 | 6/9 | オブジェクト指向 | ポリモーフィズム、例外処理、ラムダ式 |
8 | 6/10 | オブジェクト指向 | オブジェクト指向トレーニング【実力テスト①】 |
6/11 | |||
6/12 | |||
9 | 6/13 | SQL | DB概要、SELECT文、DISTINCT、LIKE、ORDER BY、GROUP BY |
10 | 6/14 | C#DB連携 | ADO.NET概要、データベース操作、LINQ |
11 | 6/15 | C#DB連携 | ADO.NET概要、データベース操作、Entities Framework、LINQ |
12 | 6/16 | ASP.NET | Webアプリケーションの仕組み、サーバーコントロール、データベース連携 |
13 | 6/17 | ASP.NET | ビューステート、セッション、【実力テスト②】 |
6/18 | |||
6/19 | |||
14 | 6/20 | グループ演習 | 外部設計 |
15 | 6/21 | グループ演習 | 内部設計 |
16 | 6/22 | グループ演習 | 内部設計 |
17 | 6/23 | グループ演習 | プログラミング |
18 | 6/24 | グループ演習 | プログラミング |
6/25 | |||
6/26 | |||
19 | 6/27 | グループ演習 | 単体テスト |
20 | 6/28 | グループ演習 | プログラミング結合テスト、システムテスト |
21 | 6/29 | グループ演習 | 成果発表会準備 |
22 | 6/30 | 成果発表会 | 成果発表会 |
講師の声
新入社員時のITスキルのギャップをどのように埋め、本研修のゴール(各現場で配置後、スムーズに着任できること)に全員が到達できるかが鍵でした。
そこで我々はグループ演習に多くの時間を割き、「できる人ができない人をどのように引っ張っていけるか」、「できない人は頼ることばかりでなく、いかに自分の仕事を見つけて実行できるか」を見極めることの大切さを育むよう努力しました。具体的にはプロジェクトの管理の方法、進捗管理の方法、レビューの方法、メンバー間のコミュニケーション方法、調査方法等、プロジェクトにまつわる基礎的な手法を課題を通じて教えてきことに重点的に行いました。